Converter for Mediaを使っているのにPNGやJPEGが残っている理由
プラグイン「Converter for Media」という名前を見ると、WordPressへアップロードしたPNGやJPEGファイルそのものをWebPへ変換して、元のファイルと置き換えているように感じていませんか?
私も最初はそんな風に思っていました。でも実は、実際の仕組みは少し違うんです。
WordPressへアップロードした元画像は、そのまま通常のuploadsフォルダに保存されています。
そのため、WordPressのメディアライブラリを開いても、元画像がPNGならPNG、JPEGならJPEGとして表示されます。
記事に挿入されている画像のURLも、基本的には元の画像ファイルのURLのままです。
では、変換されたWebP画像はどこにあるのでしょうか。
変換されたWebPは別のフォルダに保存されている
サーバーをFTPソフトで確認すると、通常の画像は次のようなフォルダに保存されています。
元画像 /wp-content/uploads/2026/08/

一方、Converter for Mediaが生成したWebP画像は、別に用意された次のフォルダに保存されています。
WebP画像 /wp-content/uploads-webpc/uploads/2026/08/

WordPressでは画像を一枚アップロードすると、メディア設定で指定されているサイズや、使用しているテーマなどで必要になるサイズの画像が自動的に生成されます。
そのため、Converter for Mediaのフォルダを見ると、それらに対応するWebP画像も生成されているわけです。
WebPはどこで使われているの?
Converter for Mediaは、記事内の画像URLそのものをWebPのURLへ書き換えているわけではありません。
ブラウザから画像が要求されたときに、そのブラウザがWebPに対応していれば、元画像の代わりに対応するWebP画像をブラウザへ配信する仕組みになっているわけです。
つまりこのプラグインの大きな役割は、サーバーに保存されている元画像をWebPへ置き換えることではなく、閲覧者へ配信する画像を軽くすることなのです。
サーバー容量を減らすためのプラグインではなかった
ここまで仕組みが分かると、私が最初に持った疑問の答えも見えてきました。
Converter for Mediaを導入したからといって、サーバーに保存されているPNGやJPEG画像がWebPへ完全に置き換わり、使用容量まで減るわけではありません。
むしろ元画像を安全のために残し、そのうえでWebP画像を別に保存しています。
と説明されています。
「サーバーに保存する画像を減らすこと」と「Webサイトを閲覧するときに読み込む画像を軽くすること」は、目的が違うということです。
私はここを「サーバー内において画像の軽量化ができる」と勘違いしていました。
小さい画像なのにファイル容量が大きくなることもある
サーバー内のファイルを確認していて、もうひとつ興味深いことに気づきました。
画像の縦横サイズが小さくなっているのに、元画像よりファイル容量が大きくなっているものがあったのです。
たとえば今回確認したPNG画像では、768×818ピクセルの元画像ファイルの容量が約51KBだったのに対し、自動生成された672×716ピクセルの画像は約110KBありました。

どうやら、画像をリサイズすると、WordPress側の画像処理機能によって新しい画像として再保存され、その際の圧縮方法や画像の内容などによっては、元画像より小さな画像でもファイル容量が大きくなる場合があるそうです。
また、Converter for Mediaには、変換後のWebPファイルが元画像より大きくなった場合、そのWebPファイルを自動的に削除する機能があります。
今回サーバーで確認した中にも、次のようなファイルがありました。
一見すると「元画像サイズのWebPだけ作られていない」ように見えますが、この「.deleted」というファイル名から、WebPへの変換後に元画像よりファイル容量が大きくなったため、WebP版が削除されたことが分かります。
WebPにすれば、どんな画像でも必ず小さくなるわけではないという点も覚えておくとよいでしょう。
私は最初からWebPで保存してアップロードすることにしました
ここまで調べた結果、私は新しくWordPressへアップロードする画像について、できるだけ最初からWebP形式で用意することにしました。
普段スクリーンショットや説明用画像を作成するときに使用しているPhotoScape XやScreenpressoでは、画像をWebP形式で保存できます。
そこで、画像を作成する段階でWebPとして保存してからアップロードするようにしました。
Canvaを使っている場合はひと手間必要です
WordPressはバージョン5.8以降、WebP画像を標準でアップロードして利用できます。
つまり最初からWebP形式でアップロードしておけば、PNGやJPEGの画像一式に加えて、同じ画像のWebP版をもう一組保存するという重複を避けることができます。
画像を数枚しか使わないサイトであれば、大きな違いには感じないかもしれませんが、何年も運営を続け、記事と画像が増えていくサイトでは、ひと手間かけるだけで、無駄なファイルの積み重ねを減らすことができます。
Converter for Mediaが不要なプラグインという意味ではありません
ここまで読むと、「それならConverter for Mediaは必要ないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、これはサイトの状況や画像の管理方法によっても変わります。
すでに大量のPNGやJPEG画像をWordPressへアップロードしているサイトでは、それらを自動的にWebPで配信できるConverter for Mediaは便利です。
画像を作成するたびにWebPへ変換する作業をしたくない場合にも、自動変換してくれるプラグインは大きな助けになります。
一方、これからアップロードする画像を自分でWebP形式に保存できるのであれば、最初からWebPを使用する方法も選択肢になります。
プラグインに任せる方法も、自分でWebP画像を用意する方法も、それぞれにメリットがあります。
仕組みを知ったうえで、ご自身のサイトに合った方法を選んでくださいね。

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